株式会社ヤマトコ

町旅

歴史と物語

img_story1町家で楽しむ 食のひととき

少しばかり昔のこと。
八尾の玄関口、JR八尾駅のそばに一軒のモツ鍋屋がありました。店はコンクリートの床にテーブルと椅子があるだけの簡素なつくり。でも、おばあちゃんが手間暇をかけて作るモツ鍋は本当においしく、仕事帰りの常連や、評判を聞いて遠方から食べにくるお客さんで賑わっていました。
たくさんのお客さんに支えられ、50年以上続いたモツ鍋屋でしたが、2007年、店主のおばあちゃんが逝去。あえなく閉店となってしまいました。
いつもの店がなくなってしまった。あのモツ鍋はもう食べられないのか。
閉店を惜しむ声もしばらくあったようです。

img_story2それから2年後。
おわら風の盆の舞台、八尾の古い町並みの中でもひときわ艶やかな花街情緒が残る鏡町の一角に、あのモツ鍋屋の屋号そのままに「山元食道」が蘇りました。
店を切り盛りするのは、亡きおばあちゃんの家族たち。築100年以上の町屋を再生し、古き良き時代の面影を残しつつも、モダンに仕上げた店で、1階が飲食スペース、2階が地元作家の家具や器を紹介するギャラリーになっています。
山元食道。食道はいわゆるモツの隠語、そして本質を求める食の道。
町屋風情を感じながら、ゆったりとした食のひとときをお過ごしください。

コンセプト

img_story3心温まる”和”を感じる お母さんの手作り料理

「お客様を”家族”と感じて、皆さんに食を通して楽しんでいただく そんな場所でありたい」

八尾町の周辺には新鮮な野菜や米がとれる田畑があり、町なかには古くからの造り酒屋や味噌屋も残っています。そんな恵まれた環境を生かし、私たちは、できるだけ地元の食材にこだわり、地元で作られた酒や味噌を使って調理しています。

img_story4旬の食材は、旬に食べるからこそおいしい。季節感にも留意しながら、素材の旨みを存分に味わっていただけるよう一品、一品、丁寧に作っています。

地元の旬な素材を存分に活かして、手間ひまをかけて、地道にコツコツと作る「富山づくし」をお客様には是非、召し上がっていただきたいです。